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臺灣博碩士論文加值系統

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研究生:劉靜樺
研究生(外文):LIU CHING HUA
論文名稱:宮澤賢治文學之研究-以童話作品為主
論文名稱(外文):The Literature Reserch of Kenji Miyazawa
指導教授:蔡華山蔡華山引用關係
指導教授(外文):Tsai Hua Shan
學位類別:碩士
校院名稱:中國文化大學
系所名稱:日本研究所
學門:人文學門
學類:外國語文學類
論文種類:學術論文
論文出版年:2006
畢業學年度:94
語文別:日文
論文頁數:210
中文關鍵詞:宮澤賢治童話作品文學研究
外文關鍵詞:Kenji Miyazawaliteraturetales
相關次數:
  • 被引用被引用:1
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要旨

本論文は序論‧本論‧結論からなる。研究の範囲は主に宮沢賢治の幼少年時期(明治二十九年)から現在までの学者たちの研究成果及び文献を広範囲に収集して整理する。本論は三章に分ける。第二章「宮沢賢治の文学の道」では五節に分ける。第三章は宮沢賢治の童話作品から四つ選び、作品分析に重点を置き、作品それぞれの特色を探究する。第一節の『銀河鉄道の夜』は未定稿のまま没後発見された童話だが、賢治童話のうち、非常にファンタスティックで文学的にも代表作の一つとされている。第二節の『風の又三郎』は一人の転校生をめぐる怪奇物語である。子供たちの遊びの描写を通して、現実世界と土着的信仰との間で揺れる子供特有の精神世界を鮮やかに描いている。第三節の『グスコーブドリの伝記』は貧しい農民のため農事指導や肥料設計に夢中になって奉仕した賢治像と重なっているので、宮沢賢治の伝記だと言われる。苛酷な自然とのたたかい、厳しい人間世界の中を逞しく生き抜いたブドリの姿は、生きている意味を見失いがちになる私たちに、人生の意味を静かに深く語りかけてくれる作品である。第四節の『セロ弾きのゴーシュ』は才能のない未熟な少年芸術家が、必死になってセロに励んでいると、夜ごと動物たちが訪れ、芸術に開眼するという感動的な童話である。この四つの童話作品を手がかりに、宮沢賢治文学の本質を明らかにしていきたい。
 第四章では宮沢賢治文学に基づいて、作品そのものの文芸性を探求する。第一節では宮沢賢治の作品における多義性、重層性を論じる。第二節では宮沢賢治の作品の幻想性、科学性、現実性を考察する。第三節は賢治作品に描かれている教師像を探究する。賢治の作品の魅力の一つは、ひとつの作品の中にいくつのものが重なりあっていて、そのためにさまざまな読み方ができるという点にある。第四節では作品に見られる音楽性を探求する。宮沢賢治は熱心な仏教徒であり、作品の中でしばしば倫理的なテーマが現れるので、作品の全体を貫いている倫理の考え方を考えていきたい。
 最後に、結論では本論文で述べている研究の内容とその成果を総括する。今まで研究者は殆ど宮沢賢治の一つや二つの著作をめぐって、研究をしているが、筆者は宮沢賢治の四つの最長編作をそれぞれの特色を比較してみた。それに、読者に分りやすくさせるため、各作品の特色をグラフの形でまとめてみた。また、これまで宮沢賢治読者の視野には入っていないと思われる現代のシンガーソングライターとゲームソフトに注目し、その宮沢賢治受容のあり方を紹介してみたい。それ以外に、宮沢賢治の文学は後世の文学に与えた影響と後代社会への影響について述べる。
目次

第一章 序論
第一節 研究の動機と目的.......................................1
一、動機.....................................................1
二、目的.....................................................3
第二節 先行研究..............................................5
一、作家論...................................................6
二、作品論..................................................11
三、専門研究雑誌.............................................16
第三節 研究の範囲と方法......................................17

第二章 宮沢賢治の文学の道
第一節 賢治の生い立ち........................................19
第二節 賢治の文壇への道......................................22
第三節 賢治の描いた「理想郷」.................................28
一、なめとこ山の熊...........................................32
二、よだかの星...............................................33
三、銀河鉄道の夜.............................................33
第四節 霊的視点から見た賢治と「生死観」........................35
一、「鬼神」について.........................................35
二、賢治の異空間.............................................37
三、賢治の自我及び思想について.................................41
四、賢治の死生観について......................................43
第五節 教育家及び社会改革者としての賢治........................48
一、教育家になったきっかけ....................................48
二、賢治の教師像.............................................49
三、人間教師でいながら社会改革者の道へ........................51
  (一)小作人たれ........................................53
  (二)農村劇をやれ......................................54


第三章 賢治文学の作品分析
第一節 銀河鉄道の夜........................................56
一、「初期形」と「最終形」の梗概比較..........................57
二、各章の考察.............................................62
(一)午後の授業...........................................62
(二)活版所...............................................63
(三)家..................................................65
(四)ケンタウル祭の夜......................................65
(五)天気輪の柱...........................................67
(六)銀河ステーション......................................67
(七)北十字とプリオシン海岸.................................68
(八)鳥を捕る人...........................................70
(九)ジョバンニの切符......................................73
Ⅰ、ジョバンニの緑の切符とは.................................73
Ⅱ、鳥捕りの行方...........................................75
    Ⅲ、水難に遭った青年と姉弟...........................76
三、「初期形」と「最終形」の相違.............................78
(一)最初形で登場したブルカニロ博士.........................79
(二)ジョバンニの力強さの変化..............................80
(三)結末が二通りになった原因..............................81
第二節 風の又三郎.........................................82
一、作品の成り立ち.........................................83
(一)「風野又三郎」.......................................83
(二)「さいかち淵」.......................................84
(三)「種山ヶ原」.........................................85
(四)創作メモ.............................................86
二、内容の分析.............................................90
   (一)九月一日........................................91
   (二)九月二日........................................93
  (三)九月四日..........................................93
  (四)九月六日..........................................94
  (五)九月七日..........................................95
  (六)九月八日..........................................95
(七)九月十二日............................................96
三、人間関係................................................97
   (一)登場人物の横顔....................................98
   (二)子どもたちの見た三郎..............................101
   (三)子どもたちの共同性................................104
第三節 グスコーブドリの伝記..................................106
一、成立について............................................106
二、『ペンネン』から『グスコーブドリの伝記』へ..................107
  (一)『ペンネンネンネンネン‧ネネムの伝記』................107
   (二)『グスコンブドリの伝記』..........................108
  (三)『グスコーブドリの伝記』............................109
三、『グスコン』と『グスコーブドリの伝記』の相違................110
四、本篇の内容は『ペンネン』と一変した原因.....................113
第四節 セロ弾きのゴーシュ...................................114
一、『セロ弾きのゴーシュ』の構成..............................115
二、問題点の探求............................................117
(一)ゴーシュの下手さ.......................................117
(二)動物たちの登場.........................................117
(三)何故楽長はゴーシュを指名したか...........................118
(四)何故ゴーシュは「印度の虎狩」を弾いたか....................119
(五)何故アンコールが名演奏になったか.........................119
三、ハッピーエンドかどうか....................................120

第四章 賢治文学の文芸性探求
第一節 作品における多義性、重層性.............................122
一、『銀河鉄道の夜』.........................................122
二、『風の又三郎』...........................................122
三、『グスコーブドリの伝記』..................................123
四、『セロ弾きのゴーシュ』....................................123
第二節 作品の幻想性、科学性、現実性...........................123
一、『銀河鉄道の夜』.........................................124
二、『風の又三郎』...........................................124
三、『グスコーブドリの伝記』..................................125
四、『セロ弾きのゴーシュ』....................................126
第三節 作品に描かれている教師像...............................126
第四節 作品に見られた音楽性...................................127

第五章 結論
第一節 賢治の美意識と自我.....................................131
第二節 後世の文学に与えた影響.................................135
第三節 賢治童話の後代社会への影響..............................137
一、現代流行歌................................................139
(一)さだまさし..............................................139
(二)桜井和寿................................................139
(三)井上陽水................................................141
(四)飛鳥涼..................................................143
二、子供向けのゲームソフト......................................144
第四節 わが内なる賢治の重要性...................................145


付録
イーハトーブ紀行(写真付き)
宮沢賢治年譜
参考文献一覧
参考文献

一、テクスト:
1. 続橋達雄、『宮沢賢治研究資料集成』、第1巻~第21巻(日本図書センター、1990年)
2.宮沢賢治、『新修 宮沢賢治全集』、第1巻~第17巻(筑摩書房、1980年)

二、宮沢賢治研究書
1.専門的研究書:(著者、編集代表名の五十音順)
・天沢退二郎、『<宮沢賢治>鑑』(筑摩書房、1986年)
・天沢退二郎、『宮澤賢治の彼方へ』(筑摩書房、1993年)
・安藤恭子、『日本文学研究論文集成35―宮沢賢治』(若草書房、1998年)
・安藤龍男、『宮沢賢治の、短歌のような』(日本放送出版協会、1999年)
・石内徹、『宮沢賢治―《銀河鉄道の夜》作品論集』(クレス、2001年)
・伊藤佐喜雄、『宮沢賢治』(東京:偕成社、1958年)
・板谷栄城、『宮沢賢治の見た心象』(日本放送出版協会、1996年)
・上田哲、『宮沢賢治 その理想世界への道程』(明治書院、1985年)
・王敏、『宮沢賢治、中国に翔る想い』(岩波書店、2001年)
・恩田逸夫、『宮沢賢治論』第1巻~第3巻(東京書籍、1981年)
・北原白秋/高村光太郎/宮沢賢治、『筑摩現代文学大系14北原白秋/高村光太郎/宮澤賢
治集』(東京:筑摩書房、1979年)
・草野心平、『宮沢賢治研究』(十字屋書店、1939年)
・草野心平、『宮沢賢治覚書』(東京:日本図書センター、1987年)
・草野心平、『新修宮沢賢治全集別巻』(筑摩書房、1980年)
・桑原啓善、『宮沢賢治の霊の世界』(でくのぼう出版、2001年)
・栗原敦、『ジュニア文学館 宮沢賢治③宮沢賢治の詩』
(日本図書センター、2000年)
・栗原敦、『日本文学研究資料新集26宮沢賢治・童話の宇宙』
(有精堂、1990年)
・原子朗、『鑑賞日本現代文学 第13巻 宮沢賢治』(角川書店、1981年)
・佐藤隆房、『宮沢賢治』(東京:富山房、1942年)
・佐藤泰平、『セロを弾く賢治と加藤治』(洋々社、1985年)
・三木卓・他、『群像 日本の作家⑫宮澤賢治』(小学館、1990年)
・三好京三、『ジュニア文学館 宮沢賢治①宮沢賢治の生涯』
(日本図書センター、2000年)
・三好行雄・竹盛天雄、『近代の詩歌―宮沢賢治の詩的宇宙』
(有斐閣、1977年)
・三好行雄・竹盛天雄、『現代の詩歌―宮沢賢治との出逢い』
(有斐閣、1977年)
・関登久也、『宮澤賢治素描』(東京:協栄出版社、1943年)
・早乙女勝元、『ジュニア文学館 宮沢賢治②宮沢賢治の童話』
(日本図書センター、2000年)
・続橋達雄、『宮沢賢治・童話の世界』(桜楓社、1999年)
・高梨茂、『日本の詩歌⑱』(中央公論社、1968年)
・谷川徹三、『宮沢賢治の世界』(法政大学出版局、1989年)
・丹慶英五郎、『宮沢賢治 作品と人間像』(若樹書房、1962年)
・中村稔、『新編宮沢賢治詩集』(角川書店、1963年)
・中村稔、『宮沢賢治』(東京:筑摩書房、1985年)
・日本文学研究資料刊行会、『日本文学研究資料叢書―高村光太郎・宮沢賢治』
(有精堂、1980年)
・畑山博、『《銀河鉄道の夜》探検ブック』(文芸春秋、1996年)
・畑山博、『宮沢賢治<宇宙羊水>への旅』
(東京:日本放送出版協会、1996年)
・畑山博、『教師宮沢賢治のしごと』(小学館、1988年)
・萩原昌好、『宮沢賢治「銀河鉄道」への旅』(河出書房新社、2000年)
・福島泰樹、『NHKブックス785―宮沢賢治と東京宇宙』
(東京:日本放送出版協会、1996年)
・福田清人・岡田純也、『宮沢賢治―人と作品14』(東京:清水書院、1982年)
・古谷綱武、『宮沢賢治の文学』(日本図書センター、1987年)
・古谷綱武、『近代作家研究43宮沢賢治研究』(日本図書センター、1990年)
・文藝春秋、『宮沢賢治への旅』(文藝春秋、1991年)
・吉本隆明、『悲劇の解読』(東京:筑摩書房、1979年)
・吉本隆明、『宮沢賢治』(筑摩書房、1996年)
・古谷綱武、『宮沢賢治の文学』(東京:日本図書センター、1987年)
・増子義久、『賢治の時代』(岩波書店、1997年)
・萬田務・伊藤眞一郎、『作品論 宮沢賢治』(双文社、1984年)
・萬田務・大塚常樹、『《国文学解釈と鑑賞》別冊』(至文堂、1995年)
・見田宗介、『宮沢賢治―20世紀思想家文庫12』(岩波書店、1984年)
・見田宗介、『宮沢賢治―存在の祭りの中へ』(岩波書店、1991年)
・見田宗介、『宮沢賢治』(岩波書店、2001年)
・宮城一男、『宮沢賢治と自然 作品鑑賞』(東京:玉川大学出版部、1983年)
・宮城一男、『宮沢賢治―地学と文学のはざま』(玉川大学出版部、1977年)
・宮城一男、『農民の地学者 宮沢賢治』(築地書館、1975年)
・宮沢賢治、『ちくま日本文学全集―宮沢賢治』(東京:筑摩書房、1991年)
・宮沢賢治、『昭和文学全集 第4巻』「宮澤賢治」(東京:小学館、1989年)
・宮沢賢治、『現代日本の文学6石川啄木/高村光太郎/宮澤賢治集』
「宮沢賢治」(東京:学習研究社、1971年)
・宮沢賢治、『日本の詩歌18―宮沢賢治』(東京:中央公論社、1979年)
・宮沢賢治、『新編銀河鉄道の夜』(新潮社、1989年)
・宮沢清六、『兄のトランク』(筑摩書房、1987年)
・森荘己池、『宮澤賢治』(小学館、1943年)
・矢幡洋、『宮沢賢治の教育論』(朝文社、1998年)
・吉本隆明、『近代日本詩人選13 宮沢賢治』(筑摩書房、1989年)
・龍門寺文蔵、『「雨ニモマケズ」の根本思想』(大蔵出版、1991年)
・和田利男、『近代作家研究叢書 宮沢賢治の童話文学』
(日本図書センター、1992年)

2.新聞・雑誌特集・紀要等所載論文
・陳鵬仁、「宮澤賢治旋風」(中華日報、1996年9月21日)
・陳鵬仁、「開発生命価値的工程師」(中央日報、2003年8月10日)
・王敏、「中国の日本文学研究、最新事情―反日超えて高い評価」
(朝日新聞、2004年9月7日)
・佐藤泰正、『別冊国文学No.6宮沢賢治必携』(学燈社、1980年)
・『国文学 解釈と教材の研究 特集・宮沢賢治を読むための研究事典』
(学燈社、1989年)
・『国文学 解釈と鑑賞 特集・宮沢賢治―詩の世界』(至文堂、1982年)
・『国文学 解釈と教材の研究 特集・賢治の宇宙』(学燈社、1984年)
・『国文学 解釈と鑑賞 特集・宮沢賢治―童話の世界』(至文堂、1984年)
・『国文学 解釈と教材の研究 賢治童話の手帖』(学燈社、1986年臨増)
・『国文学 解釈と鑑賞 特集・宮沢賢治―詩と童話』(至文堂、1986年)
・『国文学 解釈と鑑賞 特集・宮沢賢治』(至文堂、1988年)
・『国文学 解釈と鑑賞 特集・宮沢賢治―新しい賢治像を求めて』
(至文堂、1990年)
・『宮沢賢治研究 annual』(宮沢賢治学会イーハトーブセンター、1991年)

3.周辺資料
・『岩手県史 第9巻 近代篇』「復刻版」(岩手県、1972年)
・原子朗、『新宮沢賢治語彙辞典』(東京:東京書籍、1999年)
・畑山博、『宮沢賢治幻想辞典』(六興出版、1990年)
・三好行雄・他、『日本現代文学大事典 人名・事項篇』(明治書院、1994年)

4.ビデオ・DVD
・『セロ弾きのゴーシュ』ビデオ
 原作:宮沢賢治 監督:高畑勲 脚本:高畑勲
監修:堀尾青史/宮沢清六/天沢退二郎
製作:オープロダクション
・『銀河鉄道の夜』DVD
 原作:宮沢賢治 監督:杉井ギサブロー 脚本:別役 実
 製作:朝日新聞社、テレビ朝日、日本ヘラルド映画グループ
・『グスコーブドリの伝記』DVD
原作:宮澤賢治 監督:宇井孝司 脚本:相良敦子 
企画・製作・著作:パイオニア株式会社
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